2018年12月3日月曜日

「筋萎縮いしゅく性側索硬化症(ALS)」、別の疾患薬で治験…iPS細胞使い効果確認

iPS細胞(人工多能性幹細胞)を使って、全身の筋肉が衰える難病「筋萎縮いしゅく性側索硬化症」(ALS)の治療効果が期待できる薬を見つけ、ALS患者に投与する臨床試験(治験)を、慶応大の研究チームが始める。

ALS患者から作ったiPS細胞に他の疾患用の既存薬を加える実験で、効果が確認されたパーキンソン病の薬が投与される。既存薬を使うため、迅速な治療が期待できるという。 
治験の対象は、ALS発症から5年以内の20~80歳の20人。研究チームは3日から患者を募り、約1年半の間、安全性や効果などを確認する。

ALSは、体を動かすための神経が壊れていく病気で、主に病気の進行を遅らせる薬による治療が行われるが、薬の選択肢は少ない。読売新聞より

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