2018年9月19日水曜日

日の丸探査チーム、4千メートルの深海へ 潜水艦型ロボット公開

ヤマハ発動機やKDDI、海洋研究開発機構(JAMSTEC)など国内の8機関・約30人の若手技術者でつくる海底探査チーム「チームクロシオ」は18日、探査技術を競う国際大会の決勝で使用する潜水艦型のロボットを神奈川県横須賀市で公開した。

11月にも4千メートルの深海で海底の地形を調査。日本の技術力を世界に示すほか、参加する民間企業にとっても将来のビジネス拡大につなげる好機になり得る。
 
使用される自律型海中ロボットは、JAMSTECの「AUV-NEXT」と、東大生産技術研究所の「AE-Z」。いずれも小型船に曳航(えいこう)されて調査地点まで行き、そこで切り離されて深海に潜る。深海では自動運転で海底近くを航行しながら、ソナー(音波探知機)により、地形のデータを取得。小型船でロボットを監視する仕組みだ。

チームクロシオが参加するのは、月面探査レースなどを手がける米国のXプライズ財団が主催する「シェル・オーシャン・ディスカバリー・Xプライズ」という大会で、賞金総額は700万ドル(約7億8千万円)。2016年から開催され、当初は世界32チームが参加。技術評価試験などを経て、決勝に進んだ8チームの中から優勝が決まる。チームクロシオ以外はいずれも欧米のチームだ。

決勝では、水深4千メートルで500平方キロという広い範囲の海底地形図を48時間以内に作成することに挑む。24時間以内に250平方キロ以上の調査を終えることが条件で、クリアするのは簡単ではないという。

チームクロシオの中谷武志共同代表は18日、「深海探査の可能性を広げるチャレンジだ。決勝に挑むアジア唯一のチームとして、日本代表、アジア代表という意気込みで向かっていきたい」と話した。産経ニュースより

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