2017年9月1日金曜日

千里馬民防衛、謎のメッセージを発信

今年2月にマレーシアで殺害された北朝鮮の金正恩党委員長の異母兄・金正男(キム・ジョンナム)氏の家族を安全な場所に移動させたと主張している正体不明の団体「千里馬民防衛」が、謎のメッセージを発した。

同団体はウェブサイトに26日午前12時55分に次のようなメッセージを掲載した。

時間があまり残っていないため、機会を差し上げます。

以下のEメールに連絡を下されば、どの国にいても行きたい場所に安全にお送りします。複数の北朝鮮幹部を助けてきた我々はいかなる代価も望みません。(Eメールアドレス)

このメッセージの意図を巡り、韓国メディアでは様々な憶測が飛び交っている。

韓国の朝鮮日報は、北朝鮮当局が、脱北行為に対する大々的な取り締まりを行っている、既に脱北した人に対する報復を行っている、あるいは金正男氏の長男キム・ハンソル氏の安全に何らかの問題が生じたのではないかとの見方を示している。

北朝鮮当局は実際に脱北行為の取り締まりを強化しており、脱北して韓国に住む脱北者の拉致作戦を進めていることを考えると、全く根拠のない見方とは言えない。

また、民放のSBSは、千里馬民防衛の活動場所やメンバー情報が北朝鮮当局の知るところとなり、今後の活動が困難になったのではないかという見方を示している。

この団体は、キム・ハンソル氏の動画を公開したことで注目を集め、その後も東南アジアで脱北者7人を救出したと主張した。しかし、この救出情報はウェブサイトからは削除されている。  デイリーNKジャパンより

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