北朝鮮がかつて公開した軍事訓練の映像では、70年前に開発された旧ソ連時代の小型輸送機「翼の生えたトラクター」ともよばれたアントノフ2(An-2)から、北朝鮮軍の空挺部隊の兵士が降下するシーンがあった。
1940年代に初飛行したノスタルジックな機体は、北朝鮮では「現役」だ。米FOXニュースは29日、同機種に関する軍事専門家の分析を以下のように紹介した。
「機体が木製であるうえ、飛行高度が低いことから、レーダーに探知されにくく、偵察機が尾行するのも困難。核ミサイルの輸送目的で使う場合、韓国の監視をくぐり抜ける可能性がある」。
アントノフ2は飛行速度が遅く、離着陸しやすいという特徴から、滑走路が短くて条件が整っていない飛行場にも順応する。一部の機種は極寒などの悪天候にも強い。
北朝鮮が2015年にアントノフ2をはじめて導入し、今はおよそ200機を保有している。機体の上部をブルー、下部をグリーンにペイントするなど、監視を逃れる工夫を施している。 大紀元日本より
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