状況は似ていた。勝てば本大会行き決定、引き分けまたは敗れれば最終戦で運命の勝負。しかし大一番に臨んだ両チームの結果は違った。永遠の隣国でありライバルの韓国と日本のことだ。
韓国代表は31日、ソウルW杯競技場で行われた2018ロシアワールドカップ(W杯)アジア地域最終予選第9戦でイランと0-0で引き分けた。この日の引き分けで4勝3敗2分け(勝ち点14)となった韓国はイラン(6勝3分け、勝ち点21)に次ぐA組2位を守ったが、本大会行きは決められなかった。中国がウズベキスタンに勝ったため3位との勝ち点差は広がったが、この日シリアがカタールを3-1で破り、状況は複雑になった。シリアはウズベキスタンと勝ち点12で並び、得失点差で上回って3位に浮上した。
シリアの最終戦の相手がイランでありアウェー試合という点を勘案すると、最悪の状況にはならないと予想される。しかし韓国は第10戦のウズベキスタン戦(アウェー)で本大会進出を決めなければいけない状況を迎えたという点で、申台龍(シン・テヨン)監督をはじめとする選手団の負担はさらに重くなった。
韓国がイランと得点なく引き分けたこの日、似た状況を迎えていた隣国の日本は豪州を相手に2-0で完勝し、B組で真っ先に本大会行きを決めた。日本はこの日、埼玉スタジアムで行われた最終予選B組第9戦の豪州戦で浅野拓磨の先制決勝ゴールと井手口陽介の追加ゴールで快勝、6勝1敗2分け(勝ち点20)となり最終戦の結果に関係なく組1位で本大会に進出することになった。
この日の試合前まで2位のサウジアラビア、3位の豪州に勝ち点1差で追われていた日本は今回の第9戦でスター選手の本田圭佑(パチューカ)、香川真司(ドルトムント)、岡崎慎司(レスターシティ)を先発から除く破格的なラインナップを稼働して勝利をつかんだ。更迭説まで浮上していたハリルホジッチ監督も日本をW杯本大会に導き、プライドを保った。
韓国と日本、両国の「ロード・トゥ・ロシア」の変曲点はまさにこの第9戦だった。同じ日に同じヤマ場を迎えた両国の運命は試合一つで大きく変わった。日本はすでに本大会行き確定で余裕を持って最終戦に臨む一方、韓国は最終戦に背水の陣を敷いて総力を尽くす状況に直面することになった。 中央日報より
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2017年9月1日金曜日
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