2014年12月5日金曜日

日本国債格下げ

ムーディーズ・インベスターズ・サービスは日本国債を一ランク引き下げた。日本国債をAa3からA1に一ランク引き下げた。

格下げは2011年8月以来で、3年3ヶ月ぶりである。G7の先進国の中でBaa2を付けている。イタリアに次いで低いという事になる。

格下げの理由は①財政赤字削減目標の不確実性の高まり、②デフレ圧力の下で成長促進のタイミング有効性に対する不確実性、③日本国債の利回りの高まりと債務負担能力の低下、の3つをあげている。

消費税が8%~10%の引き上げを見送った事が大きな一因である。日本政府は15年に基礎的財政収支の赤字の半減、20年に基礎的財政収支の均衡を目標にしていたが、消費税が見送られたことで具体化されない状況になった。

経済の成長率が依然と低く、消費税の引き上げ後は国内総生産(GDP)が縮小している。

消費税を引き上げないことが、日本国債の各付けの引き下げになったということは間違いないようである。

2%引き上げるだけでこれでは、日本の財政は破綻しても仕方がない。1000兆円の借金を返すことは不可能に近い数字である。

ハイパーインフレを起こし、国民の富を政府は吸い取ることが出来る。今の日銀は量的緩和をし、日本銀行券を刷りまくっている。これで、ハイパーインフレが起こらないはずはない。

消費税の先送りは、自民党政治が積み上げてきた借金ということもいえる。増税とすると人気は落ちるが、インフレなら株は上がり、給料も最初は上がるが、その先は、国は国民の富を吸い取る手段ハイパーインフレという方法で借金問題を解消しているとしか思えない。

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