2011年5月18日水曜日

東日本大震災の現場にたって(今井氏報告)

阪神淡路大震災を経験した私は、東日本大震災の現場にたって、筆舌に尽くせない辛苦をなめた多くの方々および、その中に『福祉労働者・関係者・利用者・家族』も含まれています。あらためて、被災された方々に対して、心からお見舞い申し上げます。
私は、新潟中越地震の際も、阪神淡路大震災の全国的な支援の恩返しの一部とでもと考え、震災ボランティア支援に行きました。
今回は、規模もスケールも大きいし、さらに深刻な東電福島原発の放射能汚染の広がりがもたらす被害の拡大があります。今の自分に何が出来るかを考え、当面、宮城県の福祉保育労働組合の組合員さんに義援金を持参し、組合の専従者の訪問をしようと考えました。
寝袋、食事等の自己完結の準備も必要なので、新潟地本の小林章専従者さんに私の思いを伝えると、即答で一緒に行きましょうと言っていただきました。そのおかげで、訪問することが出来ました。
現地の1人専従である加藤さんは喜んで対応してくれました。私が、大阪のなかまが1月17日の阪神淡路大震災の5日後に来てくれた感動と共有できるものでした。義援金を渡して、その後、社会福祉協議会や全労連等の様々な、ボランティアセンターに訪問させていただきました。現状を聞きました。いずれも、親切に対応していただき、感謝いたします。ありがとうございました。
結論は、いずこもボランティアは不足しています。コーデネーターも不足しています。さらに、今回は行政機能の麻痺と破壊が、阪神淡路大震災、新潟中越震災の規模とスケールを大幅に上回っており、支援の柱になる自治体機能がない中で、それぞれのボランティアセンターが頑張っている状況です。
石巻市の現地では、一面の津波の爪痕が町全体を覆っており、石巻市の再建は時間がかかることが予想されます。また、町のヘドロと異臭は厳しいものがあります。
今は、家の片付けや掃除が、80%ですが仮設住宅が出来れば、引っ越しの手伝いと続いていきます。引き続き長い時間をかけ、支援が必要です。

I氏とH先生、私の3名の話し合いが5月23日(月)に決まりました。場所は京橋の平八亭で行うことになりました。私も久しぶりにH先生と話が出来ます。日頃、自分が思っていることと、今後のことについて話を聞きたいと考えています。

被災状況5/17日現在(警視庁まとめ)
死者=15.093名  行方不明者=9.093名  避難者=115.433名

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