2011年5月15日日曜日

日本人は生きていませんね

「日本人は生きていませんからねぇ」養老先生の本に書いてある。この言葉を言ったのは、西ドイツの留学生、その言葉に中国人の留学生も、そうですねと同調する。日本に来ている外国の留学生(インテリ学生)は、その様に、日本人をみている。

「生きていませんよね」、この言葉を読んだとき意味が分からなかった。今でも分からない状態である。自分なりに考えてみたが、これが正解かどうかは分からないが一応書いてみる。

日本人は仕事しか生き甲斐を見いだすことが出来ないのかと考えてしまう。仕事人間、仕事にしか生き甲斐を感じない。家庭を顧みず仕事一筋に人生を送ることを良しとする。このような日本人の生き方を見て、生きていませんよね、と思われているのかもしれない。人生とは仕事であると日本人は考えているのではないかと、他の余暇、趣味等々に興味を示さず、毎日遅くまで仕事に邁進する。仕事中毒なのかもしれない。

また養老先生の本の中に、自殺者が増えたとも書いている1年で1万人増えたらしい。年間3万(1日約82.5名)に近い人が、自らの命を絶っている。自殺の一番の原因は、経済的理由が一番多いという。仕事が人生だと日本人は思っているから、外国人から見た日本人は生きていないのかもしれない。

インドや中国も経済発展を遂げているが、人口が日本の10倍以上である。格差社会が広がっている、インドや中国で経済的理由で自殺したというニュースは聞いたことがない。日本人は仕事に生き甲斐を見いだしているので、仕事に生き甲斐を見いだせなくなると自殺者が増えても何ら不思議なことはないと私は思うのだが。自殺する人は、一番落ち込んでいる人たちだから、落ち込んだらそれ以上は落ち込むところがない、それなら、さらに底を掘れば何かが見つかるかもしれないのではないか。底を掘れば地球の反対側に出ることも出来る。その途中に生き甲斐が見つかる可能性もあるのではないか。

仕事だけが人生ではなく、人生とは何かを考えるときではないかと個人的には思うようになっている。私もベトナムに行くがベトナム人もよく働く、朝から晩まで働いている。たまたま、日本に行ったベトナム人が、日本人の働き方は異常だと言っていたのを思い出した。その人は稼ぐだけ稼いで(300万円程)ベトナムに帰り、ベトナムで立派な家を建てたそうである。

仕事とは、道路に開いた穴を埋めるようなものだと養老先生は表現している。なるほどと思う。道路に穴が開いていれば危険で歩けない。その穴を埋めるのが仕事である。ただそれだけのことである、肩書き、ポスト(課長、部長、社長、会長)なんか死んでしまえば、あの世に持って行くことは出来ない。単なるポストは椅子に過ぎないとも言っている、納得である。その人が辞めれば、その椅子が残るだけで、また違う人が座るだけのことである。

このように考えている養老先生が本が好きで読んでいる。自分も生きていると実感できる様な人生を、歩みたいが、2/3の人生が終わった。


東電の社長が被災者に頭を下げている。本当は被災者になんか頭を下げたくもないだろうと私個人は思っている。社長が地震を起こした分けでもない。たまたま、地震が起こり津波が発生して、そうなったと思っているに違いない。福島原発が人災だとは夢にも思っていないのではないかと私はその様に見ている。結果的にあの様になっただけだからと思っているに違いない。その証拠に被災者への賠償は上限を設ける、設けないかで東電は言っている。賠償よりも会社の存続の方が大切だからであろう。東電のリストラ、内部留保を使おうとも考えていないのではないか、本当に責任を感じるのであれば、その様な行為・誠意を見せてほしいと思う。(東電社長の本音を聞きたいものである)

原発の後始末で働いている、労働者は悲惨な状況下で働いている。東電の協力会社や東京や大阪から引っ張ってきた人を寄せ集めているに違いない。東電本社の人間が、福島に行き後始末をすべきではないかと思う。自分たちは安全なところにいて、あれこれと記者会見を見るたびにそう思ってしまう。

社長や役員連中は、会社に帰れば上手く演じたと笑っているのではないかと疑っている。立派な家に住み、高級な酒を飲み、高級な食事をしている人に庶民の気持ちなど分かるはずもなければ、分かろうという気持ちもないのではないかと疑っている。東電の社長の給与は年間7200万円、事故の責任を取って半額にしたがそれでも、3600万円である。

これは、世間のことを気にしてあの様なパフォーマンスを演じていると思っている。

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