2018年12月1日土曜日

ルノーサムスンの「ドル箱」日産ローグ、来年9月に韓国生産中止

ルノーサムスン自動車の生産台数の半数、輸出台数の70%以上を占めるスポーツタイプ多目的車(SUV)「日産ローグ」が来年9月に生産を中止する。日産ローグは、赤字転落して経営危機説まで出たルノーサムスンの経営を安定させた「親孝行モデル」だ。ルノーサムスン関係者は11月30日、「本社と協議の末、釜山工場の日産ローグ生産を2019年9月に中止することにした。残り10カ月間で日産ローグに代わる生産台数を確保するため、交渉を続けていく」と語った。

しかし、新規台数を割り当ててもらっても、車種が変われば生産ラインの整備が必要なため、数カ月間は工場稼働に支障が出る可能性が高い。

ルノーサムスン釜山工場は2014年8月から米国輸出用の日産ローグ生産を委託されている。ルノーサムスンは2014年から日産ローグを委託生産しており、同年3兆9743億ウォン(現在のレートで約4021億円、以下同じ)だった売上を15年は5兆183億ウォン(約5077億円)とし、その後も毎年売上高を増やして、昨年は6兆7094億ウォン(約6788億円)を記録した。

昨年の時点で、日産ローグはルノーサムスンが生産した車両26万4037台の46.7%(12万3203台)を占めており、今年1-10月には生産台数の47.7%(9万935台)を占めるほど比重が大きい。ルノーサムスンの輸出台数でも70%以上を占めるほどだ。

2014年以降、日産ローグの生産台数も着実に伸びた。ルノーサムスン釜山工場で生産された日産ローグは、15年9月に10万台、16年5月に20万台、17年2月に30万台、17年12月に40万台を達成し、先月27日には生産開始から4年で生産台数50万台を突破した。朝鮮日報より

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