2011年7月24日日曜日

福島の農民連からの一通の葉書

我が家では福島から産直の米を購入しています。しかし、今回の福島原発事故により米の購入は出来なくなりました。福島の農民連か一通の葉書が届きましたので、紹介します。

美しく・豊かな福島を取り戻すまでたたかう農民として生き抜く

私たちは、原発事故の収束の見通しも立っていない中で、農作物を育て、家畜の世話をし、放射能の危険に脅かされながら、毎日悩み揺れています。

消費者の過剰な反応を「風評被害」だと言います。今、現実に起こっていることは、根も葉もない風評ではありません。東電が起こした原発事故による放射能が大地と作物を汚染している実害です。「風評被害」で片付ける事は、消費者に責任をなすりつけ東電と国を免罪する事です。

私たちのたたかいは、原発事故がなかったら起こりえなかった損害をすべて補償させることです。それは、原発が「安くてクリーンな電力」ではなく、電気事業者に原発は「割に合わないもの」と思いを知らせ原発ゼロへの道を切り開くたたかいでもあります。原発で働く労働者や避難を余儀なくされた人々、放射能に晒されて生きざる得ない人々の「人権」を守るたたかいでもあると確信しています。

私たちは、多くの人たちと力を合わせ、豊かで美しい福島を取り戻すために農民として生き抜く覚悟です。必ず福島のお米を皆さんに届け、子や孫にきれいな大地を手渡すまでたたかいます。

福島の農民の苦悩と憤りと逞しさを感じる葉書でした。農民が米や作物を作れなければ、何をすればいいのか、東電と国の責任は重大であり、被害の補償を速やかに行うべきであると思います。

福島の豊かで美しい大地を取り戻すための奮闘を期待したいと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿

日産ケリー前代表取締役の保釈決定 保釈金7000万円 東京地裁

金融商品取引法違反の罪で起訴された日産自動車のグレッグ・ケリー前代表取締役について、東京地方裁判所は保釈を認める決定をしました。検察はこれを不服として準抗告するとみられますが、裁判所が退ければ、ケリー前代表取締役は早ければ25日にもおよそ1か月ぶりに保釈される見通しです。一方、...