2011年7月31日日曜日

米国国債デフォルトまで残り2日

米国の債務上限引き上げ 下院が法案採決見送り

米国の債務上限引き上げ問題で、連邦議会は28日夜(日本時間29日朝)、共和党のベイナー下院議長提案のの2段階で上限を引き上げる法案の採決を見送りました。下院では多数を占める同党は、29日午前10時から善後策を協議する予定ですが、議長案には党内から反対が多く出ており、難航が予想されます。
ロイター通信によると、議長案は当初、28日午後5時45分から採決される予定でした。しかし、共和党の保守強硬派の「茶会」(ティーパーティー)系議員が、上限引き上げとセットで出されている歳出削減幅が少ないとして反発。可決に必要な過半数に達しない状態が続いていました。一方民主党は、2012年末までの財政不足分を賄う債務上限引き上げを提案、6ヶ月後に再度見直しが必要となる共和党の2段階引き上げ法案に反対しています。上院で多数を握る民主党のリード院内総務は、仮に共和党案が下院で可決されても「直ちに葬り去る」としており、先行きは依然として不透明です。

財源未承認で職員一時解雇

米政府の債務上限引き上げ問題で与野党対立が続く中、議会が連邦航空局(FAA)の財源を未承認ままにしているため、同局の職員約4000人がレイオフ(一時解雇)される憂き目に遭っています。ラフード運輸長官は28日に記者会見し「妥協が必要な時に前例のない政治劇が繰り広げられている」と怒りを爆発させました。
共和党が過半数を握る下院は先週、9月半ばまでのFAAの財源を確保する予算案を可決しました、しかし、同党が目指す歳出削減の一環として地方路線向けの補助金等を削減する項目を盛り込んだため、民主党が反発し審議が停滞、連邦航空局(FAA)は財源不足に陥り、先週末から航空管制官など安全管理に携わる職員を除く多くの職員が出勤できない状況となっています。
(新聞報道より)

財源不足で多くの連邦航空局(FAA)の職員がレイオフされました。空の安全を担う管制官はかろうじて仕事に就いているが、それだけで、飛行機の安全は担保できるのだろうか。大きな事故が起きなければいいのだが。

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