2011年7月8日金曜日

ポルトガル国債が4段階引き下げ

ギリシャに引き続き、ポルトガル国債も「Baa1」から「Ba2」へ4段階も引き下げられました。欧州連合加盟国を構成する中で大きなリスクを抱え込んでいます。ギリシャ、ポルトガル、アイルランド、イタリア、スペイン等々も財政危機が叫ばれています。いずれ、各国は破綻国家が出るだろうと思われます。ギリシャなどでは、緊縮財政に反対するデモが頻発しています。欧州中央銀行(ECB)が各国に資金提供してもいずれ、限界が来ます。そうなればヨーロッパ発の金融危機が発生し、世界の金融暴落が発生する事になります。それがいつ来るかは予測は出来ませんが、ある日突然「アウト」が宣告されればそれで金融危機の始まりです。
日本も欧州中央銀行(ECB)に融資をしていますが、破綻すれば、それも回収されず不良債権化する危険も出てきます。ドブにお金を流すようなものだと言わなければなりません。しかし今はそれをしなければPIIGS(ポルトガル・アイルランド・アイスランド・ギリシャ・スペイン)への財政支援が止まれば、破綻するのは目に見えています。
2013年度にはポルトガルが必要な資金を市場から用立て出来なくなると予測されています。その年度が早まる事も考えなければならないと個人的には考えています。理由は食料、資源が高騰しインフレが進めばじわじわと債務国の財政を圧迫するからです。それがどれぐらいまで上がるかによって決まるのではないかと思います。市場が駄目だと、判断すればそれでアウトです。

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