バーナキン米連邦準備制度理事会議長は、14日、ワシントンで講演し連邦政府の債務上限が引き上げられず、米国債の元利支払いが停止すれば、金融機関に深刻な影響が生じるとともに、金利上昇によって財政状況がさらに悪化する「自滅」をまねくと警告しました。債務上限を巡っては、共和党はオバマ民主党政権が大幅な歳出を認めない限り、引き上げには同意しないと方針を示しています。同議長は、債務上限を財政健全化策を巡る交渉の「道具」とするのは誤りだと強調しました。景気後退による不足や財政出動で急速にふくらんだアメリカ政府の負債は、先に法定上限の14兆2940億ドル(約1120兆円)に達しました、バーナキン議長は「現在の債務水準は、これまでの議会や政権が承認した歳出や歳入措置を反映している」と述べ、債務の上限は与野党双方に責任があるとの立場を示しました。(新聞報道より)
アメリカもデフォルトする状況が起こりつつあります。共和党が債務上限に賛成しなければ世界の金融が大混乱するでしょう。タイムリミットは8/2日までです。債務上限を引き上げても、問題の先を送りにしかならない、根本的な解決にはなりません。アメリカの債務が暴落すれば1ドルがさらに下がり、1ドル=50円以下になる可能性も否定できないでしょう。
これは、対岸の火事ではありません。日本もGDPの200%(約1000兆円)の債務を超え、さらに借金が増え続けてい状況が進行中です。英米系の格付け会社フィッチ・レーティングスの責任者は、日本国債の格付けをさらに下げると語っています。今の格付けは「AA-」で方向性については「安定的」となっていますが、今後「BB」になることになれば、買い手がつかなくなり買い手もおいそれとは手が出せない危険な国債になり、買ってもらうためには国債の金利を上げざる得なくなります。1%の金利上昇だけで10兆円もの金利支払いが増える事になります。さらに借金が雪だるま式に増えることになります。こんな大きな借金を返せるはずがないと、誰かが声を上げると、国債の暴落が始まり、とめることが出来なくなります、行く着く先は、デフォルト、預金封鎖、ハイパーインフレそれらの組み合わせが起こるでしょう。
まさに時限爆弾を、日本、アメリカは抱え込んだ状態です。アメリカはまだ資源があるので、再生は可能だろうと思いますが、日本は資源らしい資源はほとんど海外に頼っているので、再生するには時間がかかります。国民の資産を国が奪うことにより借金をチャラにするしか道はないというのが日本です。その時が刻々と近づいてきています。
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2011年6月17日金曜日
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