平成22年8月26日に発生した燃料交換作業の後片付け作業中における炉内中継装置につきましては、皆様に大変ご心配をおかけしております。
(現在の実施状況)
昨年12月16日に発表しましたとおり、同装置は燃料出入孔スリーブと一体で引抜くこととし、これまで、その引抜きのための準備作業を行ってまいりました。
今般、炉内中継装置の引抜き工事に係る準備が整ったことから、5月23日、原子力安全・保安院殿による保安検査において、引抜きに係る手順など書類確認(プロセス確認)及び現場確認により、引抜き工事に向けた準備が整っていることをご確認をいただき、5月24日より炉内中継装置の引抜きに向けた工事を行っています。
日々の取り組み状況についてはこちらから。(引き抜き作業については日本原子力研究開発機構のホームページを参照して下さい)
概略工程
(今後の計画)
炉内中継装置本体及び燃料出入孔スリーブの一体引抜きの実施時期につきましては、作業の進捗を踏まえ、決まり次第、お知らせいたします。炉内中継装置の引抜き後は、分解点検、現場の復旧工事を進め、 今年の秋頃には炉内中継装置落下トラブルに係る現場復旧に関する全ての工事を終える計画です。
(これまでの主な取り組み)
昨年8月の装置落下トラブル発生後の主な取り組み状況は以下のとおりです。
H23.5.24 炉内中継装置の引抜きに向けた工事の開始
H23.5.24日以下の事故の概略については省略します。(大久保)
今月の5/24日より『もんじゅ』に落下した、鉄の固まり3.3㌧の引き上げ作業が始まります。今まで24回引き上げ作業をしていて、ことごとく失敗を繰り返しています。今回は特別な治具を作り、それを使用しての引き上げだそうです。炉心内に曲がった状態であるので、スリーブ毎引き抜くそうであるが、簡単にはいかない引き上げ作業になるのではないかと思う。私も若い時には、製造業の職員として働いていたが、スリーブをシャフトに入れる時は、スリーブをバーナーで焼き口径を大きくしてからシャフトに挿入していたので、それを引き抜くとなると、えらい力が必要になるので、スリーブを引き抜くことなどしたことがない。焼いて挿入するので、本体と一体になり抜くことなど不可能に近いと私は思う。鉄道の車輪と同じで本体にレールと接触する部分は別の超鋼鉄を焼きはめている。だからちょっとやそっとでは焼きはめたものが取れるものではない。簡単に取れれば電車は怖くて乗ってられない。仮に抜くとしたら旋盤を使いそのスリーブを削る取る方が一番手っ取り早い。今回はそんなことは出来ない、少しでも金属片が落ちれば、それをも回収しなければならないので大変な作業である。
マスコミは今回の『もんじゅ』の事故を一切報道していない。何故なのかと首を傾げたくなる。マスコミも正確な報道を心がけないと、取り返しのつかない状態になればどうするのか、きちんとした報道をして欲しいと願う。福島に続き福井の研究用原発もどうなるか分からない状態である。福島とは違いメルトダウンになれば水で冷却は出来ない原発であるだけに余計に心配である。前にも書いたがナトリウムで冷却しなければならないので、取り扱いが超大変である。水はもちろん空気とも反応し、大爆発を起こすナトリウムである。これの回収作業に失敗すれば今後どうするのであろうか。
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2011年6月19日日曜日
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