2014年9月28日日曜日

スネップ(アラフォー世代)が急増

アラフォー世代(リストラ、病気で社会から外れた人)の場合、失業すると、失業期間が長期化し、長年に渡り「ひきこもり」になりがちだという。アラフォー世代問題を取材したジャーナリスト池上氏は、最大の原因はセーフティネットの不備で、新しい仕事が見つからず、ハローワークに頼るも、まともな求人がなく、非正規の募集はたくさんあるが、正規職員の募集は殆どないに等しい。

ハローワークから紹介された企業に行き面接を受けたが、資格がないと言うことで断られ、資格を取得しても、何らかの理由をつけて採用には至らないという。こんな事が続くと働く意欲がなくなり「ひきこもり」になるという。

現在働いている人も他人事ではない。リストラや両親の介護で仕事が辞めると、社会から孤立してしまうと言う。

「ひきこもり」やニートの人を支援するNPO法人の理事長も、失業者が仕事を探している人ですが、仕事が見つからなければ見つからないという失望から、働く意欲まで失い無業者になり、その人たちの支援する制度はない。特に中高年が無業者になるとサポートしてくれる制度はないに等しい。その為に、社会復帰が難しくなり、必然的に失業が期間が長期化する。

20歳から59歳という働き盛りの年齢でありながら、家族以外と交流がなく、無職・独身の男女を指す新しい概念としてスネップと言う言葉が、ニートにかわって注目を集めている。

スネップ=孤立無業者。20歳から59歳以下の未婚の無業者で、一人か一緒にいるのが家族以外にない人。

総務省によると、96年74.6万人、01年111.8万人、11年162.3万人と増え続けている。

162万人以上の人が無業者というのは、もったいないと言うしかない。人手不足で優良企業さえも倒産する時代である。中小企業などは、若者が来ないので中高年の人を採用することは出来ないのだろうか。中高年なら3K(きつい、汚い、危険)の仕事も我慢してやるのではないかと思うのだが、その人たちを採用してスネップ者を救済することも出来るのではないかと思う。

私も51歳でZ団法人を退職したが、ハローワークに行っても孤立感を感じてしまう状態であった。知人の紹介で京都の仕事が見つかるが、京都まで行くのは通勤が大変で8ヶ月で辞めた。辞める前には、次の仕事が見つかってから辞めようと考えていたので、空白期間もなく次の仕事に就くことが出来た。それから5年余り続いている。年を越したら58歳になる、62歳になれば基礎年金がもらえるが、9万円余りでは生活は出来ないので、65歳まで働く事になる。

まだ次の仕事を探している、友人に頼んでいるがなかなかいい返事が返ってこない。それもそうだと思う。私を雇うくらいなら若い人を採用するのは当たり前である。他人ばかり頼りにしていない、自分でも資格を生かし、会社に履歴書を送ったりしているが、年齢が壁になっているのでお断りの返事ばかりである。タクシー会社なら採用してくれると思うが、タクシーに乗るくらいなら、トラックでも乗った方が気が楽である。

そんなことを考えている日々である。



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