2012年1月29日日曜日

イランが逆制裁に出るか

ヨーロッパ諸国はイランに対する石油の禁輸制裁を7月から実施する事が決まった。それに対してイラン側も黙ってはいない、1月29日に即刻ヨーロッパへの禁輸措置を実施するかどうかを、イラン国会で話し合いをするという。仮にイランが即刻、ヨーロッパへの禁輸措置を取れば、ヨーロッパ諸国はエネルギーの供給が止まり、経済的にも大きな影響が出るのは目に見えている。南欧諸国はソブリン危機に瀕している。それに石油が来なくなれば、デフォルトの時期が早まるのではないだろうか。今以上に経済が停滞し、ヨーロッパ諸国も大変な状態になるのではないだろうか。

サウジアラビアは石油をこれ以上増産できるだけの余裕はないそうである。ではヨーロッパはイランからの輸入している分をどこでようたてるのだろうか、どこにもイランからの石油をまかなう国はないのではないかと思われる?

核兵器の開発を口実にイランからの禁輸制裁を課せば、ヨーロッパ諸国は自分で自分の首を絞めることになるのではないか。

日本も西側諸国の一員として、イランからの石油をストップするという、日本はイランから輸入全体に占める割合は10%ほどである。今、原発が福島原発事故により、各地方自治体は再稼働を許可しなくなっている中で、火力発電による発電で電気を生み出している。日本も石油が不足すれば、火力発電は費用が高くなり電気代の値上げに繋がる。石油製品も値上がることになる、インフレになる事になる。

中国やインドはイランからの禁輸制裁には参加しない。

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