2011年1月28日金曜日

国の借金、1千兆円に迫る 国民1人当たり783万円 23年度見通し

2011.1.26 21:00(産経新聞より抜粋)

「政府は26日、平成23年度末の国債と借入金、政府短期証券を合わせた国の債務残高が、過去最大を更新する997兆7098億円に達するとの見通しを国会に提出した。空前の1千兆円に迫り、赤ん坊まで含めた国民1人当たりで換算すると、約783万円にのぼる。財政の悪化は一段と深刻化している。

 内訳は国債が790兆円で、借入金が53兆円、政府が為替介入などの資金を調達するための政府短期証券が153兆円。

 23年度当初予算案の一般会計総額は、景気低迷を受けた法人税収の大幅減で税収が約40兆9千億円にとどまる一方、高齢化による社会保障費の増加で、過去最大の92兆4116億円にふくらんだ。この結果、過去最大となった22年度とほぼ同規模の約44兆3千億円もの国債を新たに発行せざるをえず、借金が膨らむ。

 一方、22年度末には国の債務残高が943兆1061億円と初めて9百兆円を突破する見込み。国民1人当たり換算では、約740万円となる。」

日本の借金が1000兆円に迫ってきています。国民一人あたり783万円の借金を国民が背負っている勘定になります。4人家族だと3132万円の借金になる金額です。借金はいつかは返さなければ国が破綻することになります。破綻すると、国際社会から日本の信用が無くなり、国債の買い手がいなくなります。買ってもらおうと思えば金利を引き上げざるを得ません。今は10物年国債で1%~1.5%の金利がついていますが、それぐらいの金利では買い手は現れなくなり10%以上になるのではないでしょうか。それだけ金利が上がれば国が支払う金利も多くなります。1000兆円の借金がありその金利が1%引き上がるだけで10兆円の金利支払いが増えることになります。10%になると金利だけで100兆円もの金額が金利の支払いに消えることになります。
 
スタンダード&プアーズ(S&P)も日本の国債の各付を「AA」から{AA--(マイナス)」に引き下げました。
日本の国債の信用度が一段引き下げられました。日本国の信用度が下がったと同じ意味だと思います。信用が無くなると他の国からの投資資金が逃げ出します。また、日本の円も価値が下がり始めます。それに伴い輸入品の値段が上がり食料や原油、日用品の値段が上がり始めます。今以上に不景気になり会社は倒産し、失業者が増え給料も引き下がり、反面、行政のサービスは低下し税金も引き上がるという悪循環に陥ることになります。消費税も5%から10%以上引き上げをしないと財政が持たなくなります。時限爆弾を抱えた国それが今の日本の実情だと思います。

0 件のコメント:

コメントを投稿

日産ケリー前代表取締役の保釈決定 保釈金7000万円 東京地裁

金融商品取引法違反の罪で起訴された日産自動車のグレッグ・ケリー前代表取締役について、東京地方裁判所は保釈を認める決定をしました。検察はこれを不服として準抗告するとみられますが、裁判所が退ければ、ケリー前代表取締役は早ければ25日にもおよそ1か月ぶりに保釈される見通しです。一方、...