2013年11月3日日曜日

中国の大都市の周りはゴミの山

ニューヨークタイムズ紙は中国の大都市の周辺はゴミの山で溢れているという。毎年、数億トンの建設廃棄物が都市の近郊に不法投棄されている。

農村の住民によると、朝起きてみると自宅付近に突然ゴミの山が出来ていたという。信じられない事が日常的に起きているという。

今年1月、古都西安市の主要遺跡、明朝の皇帝墓郡付近では、建設廃棄物で城壁も作れるほど廃棄されている。彫像も半分はゴミに埋まり、押し倒されるのも時間の問題だという。

北京市の朝陽区では、不法投棄されたゴミの山が8階立てぐらいまで積み上がり、風が吹けば大量の埃が舞い上がり、周辺の住民を悩ませている。さらに地下鉄工事で出た土なども川の近くに投棄されており、雨が降れば川に流れたり、排水溝に流れ込み詰まらせているという。

2011年の建設廃棄物は、年間20億トンで廃棄物を処理するシステムがないためそのまま不法投棄されている。日本の建設リサイクル率は95%であるのに対して、中国のリサイクル率は5%である。

中国は金儲けのためなら不法投棄は当たり前、政治も不法投棄を取り締まる法律を作る気もない国である。

普通の国なら、不法投棄は罰則の対象になる、日本では一般のゴミでも細かく分けて出さなければ今は持って行ってくれない。リサイクル率の向上を目指さなければ、資源の無駄使いになるだけである。

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