時事通信によると、ローマなどの主要都市で7日、若者の失業者増加や教育予算の削減などベルルスコーニ政権の政策に怒った学生がデモを繰り広げました。学生らは目覚まし時計を持ち寄り、「政権は時間切れ」と批判しました。
デモは首都のほか、北部ミラノや南部ナポリなど全国約90ヶ所で発生。ローマでは教育省の前に集まった学生が、通りを封鎖した警官隊に発煙筒や爆竹を投げたほか、市内駅を一時占拠。「借金は我々が作ったものではない」と書かれたプラカードを掲げて練り歩きました。
学生組織によると、若者の29%は職がなく、緊縮財政を優先する政府は奨学金予算を9割り以上も削減。同国は地震国にもかかわらず、大学などの教育施設の耐震施設の約4割は耐震基準を満たしていないと言います。
スペインとイタリアの国債が格下げ
格付け会社のフィッチ・レーティングは7日、イタリアの長期信用格付けを「AAマイナス」から「Aプラス」へと一段階引き下げたと発表。また、すペインの同格付けについても「AAプラス」から「AAマイナス」へと2段階引き下げました。
米国発、若者のデモがヨーロッパにも、波及した。イタリアの若者の約3割が仕事がない状態は異常としか言いようがない。若者が怒るのも無理はない、政府の財政緊縮予算の被害をもろに受けたのが、若者である。今後、ヨーロッパはどうなるのだろうか、PIIGSも財政危機に陥っている。その内1国でも、デフォルトを宣言すれば、ヨーロッパは雪崩を打って国家破綻の国が増えるのではないかと思う。日本にもその影響は、少なくない、国債が1000兆円もの借金を背負っているのでので、日本国債暴落の引き金が引かれることになる。(時間切れは間近もしれない)
スペインとイタリアの格付けが下がると国が国債を発行する時、国債を売る時の金利が上がるので、資金調達する場合に、高い金利をつけないと誰も資金を提供してくれない。
格付け会社いい加減な会社だけれど、一応、国債などの信用度の「しるし」であって完璧なものではないが、投資家が目安として格付け会社の「しるし」を目安に投資するので、国にとってみれば、格付けが下がると金利負担が増え、悪循環に陥る。それで経済が成長できれば、国債の償還は出来るかもしれないが、経済がマイナス成長だと国債の償還もままならなくなり、デフォルトに陥ることになる。
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2011年10月9日日曜日
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