2011年10月14日金曜日

PIIGSの利回りが上昇が止まらない

更に上昇したギリシャ・ヨーロッパの国債利回りと日本


ヨーロッパ諸国の国債が売られており、利回り上昇が止まりません。

<ウオールストリートジャーナル紙>

ギリシャ(2年国債) 利回り 81.179%(前日 80.554%)
ギリシャ(10年国債)利回り 23.111%(前日 23.054%)

イタリア(2年国債) 利回り 4.012%(前日 3.944%)
イタリア(10年国債)利回り 5.618%(前日 5.503%)

スペイン(2年国債) 利回り 3.368%(前日3.306%)
スペイン(10年国債)利回り 5.107%(前日5.015%)

10年国債で見れば、イタリア・スペインが5%を超えており、これが日本で起これば、日本の長期国債は600兆円程発行されており、年間の金利負担が30兆円にも上り、短期国債の利払いを入れれば1年間の税収全てを利払いに投入してもまだ足らないという状態になります。

日本は例外と言っている間は良いですが、総額1000兆円にものぼる借金総額が日々膨れ上がっている日本の姿は世界から見れば、日本の経済・金融市場は「虚像」としか見えません。

国民金融資産は1500兆円と言われており、借金を引けば1100兆円程と言われていますが、この1100兆円には個人の年金も生命保険も入っており、正味の金融資産は現金も含めて900兆円弱となっており、ここから借金額400兆円を引けば、国民純金融資産は500兆円もないことになります。

実際、ふたを開ければ日本人の金融資産は「スカスカ」だったとなるかも知れませんが、そのような事が明らかになり、あわてましても、全ては手遅れとなります。(NAVEDAブログより)


ギリシャのデフォルトは時間の問題である。市場関係者はデフォルトを折り込みのはずである。いつ、どの程度、どのような条件で、ということ。そして、おそらく最も重大な疑問は、「誰が」不利益を被ることになるのか、ということだ。独や仏がどれだけの損失を被るか、許容範囲ならギリシャのデフォルトにさせる。ユーロ圏の金融は混乱することになるだろうが。
日本にもヨーロッパの金融の大波は押し寄せるだろう。日本国債も暴落する運命なのだろうか。

ギリシャの金利は想像を絶する金利である。ギリシャの2年物国債を100万円で買えば2年後には180万円が償還されることになる。こんな無茶苦茶な金利の国債を買う投資家はいない。 2年もギリシャの国が持つとは思えない。一度ユーロ圏も「ご破算」の時期かもしれない。




 

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