2011年10月10日月曜日

福井県の原発を考える

福井県の若狭湾には関電と原電の商業原発が15基(もんじゅ、ふげんを含め)あり、日本で原発の御堂筋通りになっている。福井県の原発から100㎞範囲には、京都、大阪、神戸、名古屋という大都市があります。ここで福島規模の原発事故が発生すれば、100㌔圏は放射能の被害が及ぶのは、今回の福島の事故をみれば明らかである。さらに、関西の水ガメである琵琶湖も放射能に汚染され、琵琶湖の水が飲めなくなる事態になります。

よくこんなところに、15基もの原発を作ったものだと感心させられる。「安全神話」の言葉で林立させられた原発群、何も考えずに作ったのだろうか?
関電の原発は13基の内4基が商業運転中である。他は定期検査のために運転は停止した状態である。このまま、原発の再稼働は中止して欲しい。

原発の立地地は、活断層が至るところにあり、いつ活断層がずれて大地震が発生するか分かりません。そんな、活断層があるところによくまぁ、これだけの原発を作ったものだと反対に感心してしまう。「安全神話」の言葉で、大きな地震が発生しても、事故は起こらないという前提をもとに作られた原発群。

さらに、若狭湾の原発群は老朽化が著しい原発であると言うことも指摘しなければなりません。13基の内8基が運転開始から30年以上超え、2基は40年以上を超えています。定期検査をしても、運転中は、炉内は高温高圧に晒され震動や温度変化による金属疲労、腐食やパイプの肉厚が減肉することが発生します。老朽化した原発は、早急に廃炉にし、事故が起こってからでは遅すぎる。、放射能は人間の処理をする技術が確立していないので、よくトイレのない家というふうに言われています。

電力が足らなければ、夜中のテレビ放映やネオン、安全上必要なものを除く電気は使わないようにし、関西の人も節電に努めればいいのではないかと思う。さらに、火力発電や天然ガス発電、水力発電、太陽光発電、風力発電、地熱発電、考えられる発電方式に切り替えるべきである。これらは事故が起きても「ご破算は」出来る。企業は自家発電を設置し停電時は代替として発電している会社もある。

東南アジアなどでは停電は日常茶判事である。日本はこれが普通の生活だと思っているが、海外など特に東南アジアなどは停電があるのが普通である。日本は豊かすぎるので、少し不便な生活を強いられても、放射能のことを考えるなら、それぐらいは我慢の範囲ではないかと思う。

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