ギリシャで19日~20日、政府の度重なる緊縮政策に抗議する労働者の48時間ゼネストが行われた。首都アテネでは最大規模になる12万人が以上がストに参加する一方、政府は緊縮法案をの議会通過を目指している。(緊縮予算は議会通過しました)
ゼネストは労働総同盟と公務員労組が呼びかけたもので、航空を含めた公共交通機関はストップ省庁や学校、商店街まで閉めた状態になりました。深刻な財政危機に陥っているギリシャは、欧州連合からの融資の条件として、厳しい緊縮予算をを編成して実施しなければならない。09年からの危機発生から3度目となる緊縮策では、公共部門の労働者の賃金を20%カットや一時金の停止、公務員の一時帰休3万人が予定されています。ギリシャ財務相はこの法案の成立が国の存亡がかかっていると強調。スト参加者からはEUからの融資は、ギリシャを借金付けにして、一層景気が後退するだけであるという声も上がっています。融資だけではなく経済の成長がなければ融資したお金は返せません。飛行機で言えば方肺飛行をしているようなもので、借金だけが膨らんできて、その借金の返済のために国民の負担が重くのしかかるという悪循環が続きます。
ギリシャではの失業率は16%を超え、特に25歳未満の若者の失業率は驚くなかれ、43%になっています。政府自身の国有財産の売却や軍事費の削減、大統領や国会議員の債務削減などを優先的にすべきであると、の声も上がっています。
ギリシャは産業らしい産業がない国です。あえて言えば観光、農業が唯一の産業と言える国です。日本のように製造業がしっかりしている国ならば、経済成長の可能性はあるかもしれませんが、観光と農業では、巨額の融資を返せるあてなどないと思います。2014年になれば、再度、EUからの融資を受けなければ、デフォルトの危機に陥るという悪循環をいつまで続けられるのか、それまで、ギリシャが持つかどうかも分かりません。ユーロ圏発の金融危機が世界を揺るがす時が来るかもしれません。
来月にはポルトガルもゼネストを計画をしている。
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2011年10月21日金曜日
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