ベルリン(CNN) フランスのサルコジ大統領とドイツのメルケル首相は9日、ベルリンで会談した。ギリシャの債務危機に端を発した金融不安が欧州全体に広がるなか、両首脳は欧州の銀行の資本を強化する方針で一致した。ただ、両首脳が詳細な内容に言及しなかったことに対し、「問題は具体策だ」との声も上がっている。
サルコジ大統領は会談後の記者会見で、ドイツと「同じ波長」で方針を決定し、「完全な合意」の下で実行すると強調。「豊かな経済には銀行の安定と信用が不可欠」との認識を示した。具体策はまだ検討中だとしたうえで、11月に仏カンヌで開催される20カ国・地域(G20)首脳会議までには行動に移すことが重要だと語った。
メルケル首相も、金融危機の広がりを防ぐために必要な場合は銀行への公的資本注入を「ためらうべきではない」と述べた。
国際通貨基金(IMF)の最近の試算によると、ギリシャやポルトガル、アイルランド、イタリア、スペイン、ベルギーの国債問題で、欧州の銀行には全体として3000億ユーロ(約31兆円)の信用リスクが生じている。
ベルギーとフランス、ルクセンブルクの政府は同日、経営破綻した金融大手デクシアの処理策で合意したと発表した。具体的な内容は明らかにしていない。 CNNより
欧州の銀行も経営破綻しました。その処理に、仏、ベルギーなどが対応しデクシアが保有するギリシャ国債(約9兆3000億円)をベルギー政府が政府保証するする一方で、残った部門は一時国有化される事で処理されます。ギリシャ危機で初めての銀行の破綻である。
ユーロ圏の経済を引っ張ってきた首脳が会談はしたが、具体的策まで言及出来ずに終わっている。欧州全体で31兆円の資本注入が必要だと試算されている。
これから、難しい舵取りを、ユーロ圏は取らざる得なくなってきた。一歩間違えばドミノの倒しで、欧州の銀行は破綻の憂き目に遭うことになる。ここまで来れば、ユーロ圏がいつまでも支えきれるか、時間の問題ではないかと思う。
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2011年10月10日月曜日
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