2013年3月22日金曜日

キプロスが金融危機に

地中海に浮かぶ小国のキプロスの金融が危機的な状況に陥っている。ECBがキプロスの銀行に無制限の支援をするとしていますが、その変わりに銀行預金に対する税金を課すという条件であるが、キプロス議会はその条件を否決し、混迷を深めている。

キプロスの預金者はロシア人の富裕者が預金しており、ロシアに取ってみれば法人や個人の利益損失に繋がり大変な傷手になる。

キプロスはロシアに金融支援を要請しており、ユーロ圏としてみればロシアからの支援が始まれば、ユーロ圏の一角が崩れる事になる。ユーロ圏はどこまでロシアに対抗する事が出来るでしょうか、対抗できなくなればキプロスはロシアの傘下に入る事になる。

キプロスの銀行も取り付け騒ぎを防止するために、25日まで休業させる措置を取り、異常な事態になっています。銀行が業務を再開すれば、取り付け騒ぎに発展し銀行は資金が枯渇し倒産の憂き目に陥る事になります。

格付け会社のS&Pも「CCC」として、さらに格下げを予告しています。このまま行けばキプロスはデフォルトのリスクが高まりつつあります。

0 件のコメント:

コメントを投稿

日産ケリー前代表取締役の保釈決定 保釈金7000万円 東京地裁

金融商品取引法違反の罪で起訴された日産自動車のグレッグ・ケリー前代表取締役について、東京地方裁判所は保釈を認める決定をしました。検察はこれを不服として準抗告するとみられますが、裁判所が退ければ、ケリー前代表取締役は早ければ25日にもおよそ1か月ぶりに保釈される見通しです。一方、...