1万人超の障害関係者が自立支援法の廃止
新法づくりを確かなものに
今が大事な時期・・・幅広い運動と共同を大切に
◆日本障害者協議会などは10月29日、東京の日比谷公園で、障害者自立支援法の廃止と、同法に代わる「障害者総合福祉法」(仮称)などの新法制定を訴える「10.29全国大フォーラム」を開催した。会場には、全国から1万人を超える障害関係者が集まった。
◆集会への連帯あいさつで、湯浅誠氏が「この間の運動への深い敬意と立場を超えて結びついていこう」と述べた。
また、障がい者制度推進会議の担当室長(東俊裕氏)が「大きなうねりをつくりだしていくことが私たちの社会を変える大きな力になる」と激励のあいさつをした。
さらに、厚生労働省の岡本充功政務官があいさつ、2013年8月までの「障害者総合福祉法」(仮称)施行をめざすことが閣議決定されたことに触れ、「(障害関係者への)透明性と公平性のある安定した施策に向けて、一歩一歩だが確実に進めていく」と述べた。
◆民主党政策調査会「障がい者政策プロジェクトチーム」の谷博之座長は、障害者自立支援法で医療費の自己負担上限額が設定されている自立支援医療について、「非課税低所得者の無料化を求める声が届いている。来年度の予算獲得に努力したい」との意気込みを示した。このほか、社民党や共産党などの国会議員も参加し、障害者自立支援法の廃止を訴えた。
◆障害者基本法の改正案などについて議論している内閣府の「障がい者制度改革推進会議」の藤井克徳議長代理は、前通常国会で廃案になった障害者自立支援法の改正案に触れ、「今開かれている臨時国会で提出されないという話はない。提出されて成立すれば、障害者自立支援法の根を残す可能性もある」と懸念を示し、「今が大事な時期だ」と強調した。
また、障害者の立場からは8団体が、それぞれの障害にかかわる問題を訴えた。その後、参加者は2組に分かれ、国会議事堂や東京駅周辺などを約1時間半かけてデモ行進した。
障害者自立支援法の廃止と新たな障害者総合福祉法の制定に向けた、取り組みの強化が求められるのではないかと思います。
(キャリアブレインより抜粋 )
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