2012年6月24日日曜日

ギリシャの現状

ギリシャのサマラス首相が(網膜剥離で手術を受けるために入院)入院し、財務大臣が体調不良(高熱で失神し入院)で入院し、これだけでも本当にギリシャ新政権は大丈夫かと周りが懐疑的に見ています。新政権が出した緊縮策の内容に、EU側はド肝を抜かれたかも知れません。

<内容>
※財政緊縮目標達成期限の2年先送り
※公務員15万人の削減計画の見送り
※付加価値税(VAT)の一部引き下げ
※失業者への手当給付期間を1年間から2年間に延長
                      

この内容では、EU側は納得するわけはあり得ません。EU側は代表団をギリシャに派遣して協議するようですが、首相は入院、財務大臣も入院しており、話し相手が入院中では話し合いが出来るわけはありません。

金は借りた方が強いというのは本当のようです。借りた金を返さないでデフォルトを宣言すれば、借金はチャラになるからです。貸した側に取ってみれば悪夢のような状態です。ギリシャの問題は当分収まりそうもありません。

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