2011年3月20日日曜日

次男の入寮無事に終了(次男の思い出)

今日の午前中に次男の入寮が終了しました。タンス、クーラー(簡易クーラー)、布団、衣類、こたつ、パソコン等々取りあえず最低生活に必要な物は運び込みました。まだ足らない分は追々買うなり、家から運び込むのではないかと思います。荷物の運び込みは入所者(高校生)が手伝ってくれ助かりました。今日の勤務は遅出、明日は早出という勤務です。明日は家に帰ってきて自動車教習所へ行くのではないかと思います。短大の卒業式も3月25日(金)にあるので、3月中は寮と家との往復の生活になりますが、取りあえず寮生活がスタートしました。
施設の8割は、親からの虐待を受けた子どもたちが大半を占めているとのこと、でも、今日会った子どもたちは礼儀正しく、明るい子どもたちでした。施設から高校に通っているので、卒業後は就職し自立することになります。働きながら専門学校に通う子どもたちもいると思います。私の知り合いの奥さんも次男が就職した児童養護施設に入所していました。今は保育士の資格を取り、妻が勤務している乳児院に勤務しています。子どもも2人いて幸せな生活をしています。親からの虐待を受けた子どもは、親に会いたいが、虐待を受けているので言葉では言い表せない気持ちが交錯しているのではないかと思います。施設の子どもたちが立派に社会人として旅立つように、支援できる保育士になってほしいと願うばかりです。

次男が生まれて20年の歳月が流れました。私は枚方の南海学園に出向中で、妻が産休に入り2日目には、陣痛が起こり、早産で生まれました。超未熟児で救急車で新生児病院に運ばれました。
20年前の新生児病院は東成区にあり、地下の廊下をとおり、ガラス越しに我が子の姿を見に毎日病院に通いました。生まれた当日は、医者から脳に障害が残るかも知れないということを言われ、目の前が真っ暗になったのを今も忘れることは出来ません。

3ヶ月ほど新生児病院に入院し、体力もついたということで家に帰ることが出来ましたが、医者から言われた言葉が頭に残り、どうなるか心配で過ごしたことも忘れることは出来ません。
おかげさまで、特に障害らしい症状も出なく保育所にも通い(他の幼児よりは一回り小さい)ました。保育所の6年間の送迎は長く感じたことを覚えています。

小学校では野球を6年間やり、日曜日には試合を見に学校まで行き、応援をしました。中学生になり、今度はラグビー部に入部、3年間はラグビーの練習や試合などを時間があれば見に出かけました。高校もラグビー部に入部、3年間ラグビーの練習や試合など、時間があれば応援に出かけたものです。3年生になり進路を決めなければならない時、学校の先生は就職をすると思っていたらしく、本人が進学をしたいということを聞いた時は、担任の先生もビックリされていました。
ラグビーを6年間もやっていたので両肩を脱臼し、2回の手術も無事に終わりました。

東大阪短大に進学が決まり、本人は保育科を専攻し、2年間は実習、勉強にそれなりにやっていたようです。保育はピアノが必修になるので、妻の職場の知り合いの家に通いピアノの練習をして、何とかピアノの単位も取ることが出来、成績も上位の成績で卒業することが出来ました。
短大の卒業式は3月25日(金)です。妻が出席するのではないかと思います。本当に御苦労さんでした。
私自身は短大(東大阪は四大もあり)から四大に進級をしたらといったのですが、就職も内定していたので本人は卒業をすることを決めたようです。就職が内定していなければ、四大に行くように言うつもりでした。四大に進めば教師の資格も取ることが出来るので、四大に進むように言うつもりでした。就職が内定したので卒業し仕事の方を選択したようです。まぁ、時間があれば大学3年生から入学することも可能なので、本人が希望すれば行かせてやりたいと考えています。

就職に関しては、神戸のI氏にも御礼を言わなければなりません。児童養護施設の施設長さんとは友人で声をかけていただき、就職が決まったみたいなものです。改めて御礼申し上げます。

次男は子どもの頃から保育士の仕事になることが夢だったと、私に話をしてくれました。その夢が実現し本人も満足ではないかと思います。私自身も振り返ればあっという間の20年間でした。

日本で保育の仕事の経験を積み、出来れば海外で保育の仕事もしたいと、本人が言っています。ベトナムに渡り保育の仕事もしてみたいと言っていたので、それが実現できるように応援をしたいと思います。世界に通用する保育士になりたいみたいです。

親の気持ちとしては少し寂しい気がしますが、いつかは巣立たなければならないので、ホッとしたのが半分と寂しさが半分の気持ちです。これからは、好きな人が出来れば結婚もするだろうと思います。仕事を早く覚え一人前の保育士になってもらえる事が、一番の親孝行だと思っています。

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