東日本大震災の発生から2週間の時間が経過しました。復興に向けての動きは、始まっていますが、まだこれからといった状況ではないかと思います。地震・津波・原発災害の三重災害が重なり原発事故が復興に向けての足を引っ張っている感じがします。放射線も東京方面にも影響を与え、水道水が飲めない状況が発生、一時、ペットボトルが店舗から無くなるという事態になったり、原発を早く安全な状態にしないと、その影響は深刻さを増すばかりではないかと思われる。
東京の計画停電も一般家庭や医療機関、介護施設などに影響を与えていますが、産業用の電力は計画停電の対象外にされています。東電の電力の6割が産業用に供給されています。これから、電力事情が回復すれば問題ないのですが、産業用の電力需要にに対しても何らかの電力抑制を実施しないと、いけないのではないかと思います。一般家庭や、医療機関、介護施設、福祉関係の施設など電気が来なければ、命に関わる事態も予想されます。政府や東電は産業界ばかりに顔を向けるのではなく、産業界への電力の抑制を要請すべきであると思います。
ガソリンがこのブログにも書いたとおり、レギュラーガソリンが150円を突破しました。震災の影響や石油施設の被害で品薄になったことと、中東情勢が不安定な政情になっていることが重なり、価格が高騰しているようである。原油そのものは、世界の産油国ではすでにピークアウトしているので、原油価格は高止まり状態で推移するのではないかと思います。石油がなくなる時期がひたひたと近づいてきています。石油に変わる代替エネルギーの開発を石油がある内に確立しないと、今の生活水準は維持できなくなるのではないでしょうか。近い将来レギュラーガソリンが1リットル500円、軽油が470円の価格になるかも知れません。そうなれば、車での物流は採算が合わないか、商品の価格の引き上げをせざるえなくなるでしょう。それどころか私たちそのもの生活が成り立たなくなる可能性もあります。石油は安価で豊富にあることが前提で、今の社会が成り立っていることを忘れてはいけません。
今回の震災を通じて、いかに私たちの生活が石油漬けになっているのかを改めて認識した次第です。石油がなければ何も出来ない、食料生産も企業活動も物流も電気も車も石油がなくなればただの箱でしかありません。
原発も今回の事故で脆弱性が改めて認識されました。今後新規の原発の建設は、難しくなる可能性があります。安全神話が崩壊し、原発建設の地元の人を納得できるだけの安全装置を2重、3重、4重にもバックアップの安全装置がなければ地元の人は納得しなくなるでしょう。それでも、建設は難しくなる可能性は大でしょう。
私が子どもの頃の、暖房用に用いたのは、練炭、豆炭、炭などを使用していたのを思い出します。学校も、石炭ストーブで暖を取っていたものです。それがいつの間にか石油に代わり今に続いています。
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2011年3月25日金曜日
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