中国経済の崩壊(中国経済がなくても日本経済は全く心配ない)三橋貴明著者より
三橋氏の本を読んだ感想
尖閣諸島中国船衝突事件で、日本と中国との関係がクローズアップされてきた。
中国経済のGDPは日本を抜いて世界第2の経済大国になったという報道は、各マスコミで大々的に報道され、その反面日本経済の衰退が問題化されている。
中国は、本当に経済大国にふさわしい経済力をつけたているのかを、個人的に知りたくて、三橋貴明氏の著作(中国経済がなくても日本経済は全く心配ない)を読みました。
レア・アースの中国から日本への輸出が従来の輸出量(日本の輸入量の9割は中国から)が減らされ、日本経済が大変な打撃を受けるという事です。
レア・アースは中国でしか、取れるというものではありません、アメリカ、南米、オーストラリア等々の国々でもレア・アースは産出されますが、中国はダンピングでそれぞれの国のレア・アース鉱山を閉山に追い込み、結果的に日本は中国からの輸入に頼らざるをえなくなっただけの話で、中国が日本にレア・アースを輸出しないということになれば、閉山された鉱山が再開され、日本への輸出を始めることになる。日本の国も中国からの供給だけではなく、他の国々からの供給の多様化を図ろうとしている。
中国はレア・アースを武器に日本に迫ったことが、反面、中国の資源輸出を減らすことになる。また、レア・アースの頼らない代替技術の開発も進むことになる。
中国向けの輸出の大半(52%)は資本財(工業用原料)である。資本財とは、消費者ではなく、生産活動のために企業が購入する製品のことである。中国や韓国などは、日本からの高品質の消費財を購入し、自国の生産ラインで使用しているとのこと、日本からの資本財がストップすると中国の生産ラインはストップする事になる。中国は日本から資本財を輸入し、それを製品にして欧米に輸出している。日本からの資本財が止まることで、最も困るのは中国自身なのである。
中国の経済成長と日本の経済成長との違いは、日本は自国資本を大きくし経済成長を遂げたのに対して、中国経済の成長は外資系の資本が輸出の半分を担っている。自動車、家電、等の主力製品は中国の安い人件費、安い人民元に支えられ製造されるからこそ競争力がある。安い人件費、安い人民元に寄りかかり成長してきた輸出産業は、価格以外の付加価値を顧客に提供できない、安いから売れるのであって安くなければ中国製品は売れないのが現実なのである。
中国の不動産バブルはいつかは崩壊する。日本でも不動産バブルがあったように、今の中国は不動産の投機目的のために、不動産を購入している。しかし、日本でも不動産バブルが崩壊したように中国でも不動産バブルは崩壊し、それによって中国経済の終焉を迎えることになる。
公害だらけの中国、経済成長を優先するあまり中国の土地、河川の環境汚染は、人間の生存限界を超える状況である。その汚染された土地、河川の浄化技術も確立されていない。中国の省名は除くが、鉛汚染、カドミウム汚染、ヒ素汚染、重金属に汚染された土壌、中国各地の土壌が重金属で汚染されている。河川も同様で飲料用に適さない河川も増えているとの事。
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2011年2月13日日曜日
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