鶴見緑地へ久しぶりに出かける。もちろん犬と一緒である。緑地の桜は早、葉桜に変わっていた。
家族連れが多く、広い公園も人で一杯である。いつものコースを犬と一緒に歩き早々に引き返してくる。木々も新芽が出ている。
今読んでいる玄侑宗久 (臨済宗妙心寺派福聚寺住職)さんの本にこんな事が書いてあった。「4月になると会社や学校に入社、入学をはたし、今までの緊張が解き放たれるという月で、5月になると今までの目標がなくなり次の目標が持てなくて5月病になったりする時期でもあるという。」また5月は「木の芽時とも言われ、5月は人間が精神的に不安定になる時なのだと書いてあった」そんなことを考え合わせてみるとどうも5月病は、人工的な方向ずけに対する私という自然の、ちょっとした反乱なのではないか。今の季節は自然にとって成長期に当たる時期で、内部に蓄えられたエネルギーが一気に噴出するといってもいいのではないかと書いてあった。
私の年齢になると、5月病とはほとんど無縁な年になった。特に新しい目標もなく毎日同じ事(厳密には同じではない、脳が同じ自分という事で纏まりをしているだけ)の繰り返しと自分では思っている。ただ、生きているだけ、と思っていることが一番強いのではないかと思う。私利私欲も捨て、毎日、強く生きていることにする
宗教の本も好きで良く読んでいる。玄侑さんは特に好きでこの人の本は何十冊と読ませていただいた。前にも書いたが出家し、仏門に入りたいと考えた時もあるが、厳しい修行があるので、自分は無理だと諦めた。でも、心のどこかにその思いは残っている。
訳の分らないことを書いてしまったが、今の季節は、人間にとっては不安定になる季節であるらしい。
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2011年4月17日日曜日
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