2011年4月7日木曜日

経済同友会は柏崎原発の稼働要求(新聞報道より)

経済同友会のの桜井代表幹事は6日の記者会見で、東日本大震災で東京電力の電力供給が落ち込み、夏に大幅な電力不足が懸念される事について、柏崎原発(7基の原発のうち)3基を、早急に復活させることが必要だと述べる。2007年の新潟中越沖地震で被災した東電柏崎原発の全面稼働については、新潟県が独自の委員会を設置し検討中。こうした地元の動きを無視する発言をする。

経済界は自分の企業のことしか考えていないのではないかと怒りを覚える。確かに経済が落ち込めば、そこで働く人たちは大きな影響が出るのは分るが、今、福島の原発の事故の収拾の目処も立っていない中、企業エゴだけで柏崎の原発の稼働を促すとは、原発で避難している人の気持ちや感情を逆なでする事になるのではないかと思う。農産物や水産業も大きな被害を受けている。風評被害も収まる気配はない。放射能による被害もこれから拡大するかも知れない。

企業は自分の利益至上主義に陥ってしまっては、国民からの支持も得られないだろうし、産業界として、今やるべきは福島原発の後始末を早急に協力してやらなければならないのではないかと思うし、その資金なども各企業が分担すべきなのではないかと思う。電力を一番消費するのは産業界である。それに、見合うだけの資金を出してもいいのではないかと個人的には思うのだが。

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