2014年7月27日日曜日

エボラ出血熱の流行止まらず

(CNN)西アフリカでエボラ出血熱の感染が拡大している。現地で治療に当たっている国境なき医師団は、前例にない勢いで広がり制御出来ない事態に陥っている。


WHOは最新の統計によると、3月以降確認された患者は567人でその内死者は350人にのぼるという。


過去のエボラ出血熱は都会から離れたところでとどまり、今回は状況が異なりギニア、シエラレオネ、リベリアの60カ所で患者が確認されているという。


最初にウイルスが見つかった地点は、ギニアの首都コナクリ等の都市部に近く、人口も200万人で、国際空港もあり感染者が気づかないまま渡航して感染が拡大している可能性もあるという。


エボラ出血熱は感染すると、頭痛、発熱、風邪のような症状が出て、やがて下痢、嘔吐に見舞われ、血液が擬固出来なくなり、体内や体外から出血し死に至るウイルスである。


このまま、感染を止めなければ西アフリカ各国に広がるおそれが出てきた。治療方法がないエボラ出血熱だけに、アフリカだけでなく、世界中にも広がる可能性もあるかもしれない。

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