2014年1月6日月曜日

中国社会科学院が「青書」発表

2013年は中国の大気汚染が深刻な年であったと報告書に書かれている。中国の各都市の70%の都市が大気汚染の環境基準を達してなく、首都北京では有害物質を含んだスモッグが最も多く発生したという。中国国内の河川や湖の汚染も深刻で、特に都市に流れ込む9割の河川が深刻な汚染状態だという。

中国の所得格差も深刻で所得配分も不平等感が広がっている。都市住民と農村住民の所得格差は、2009年には、3.33倍に広がり、12年には3.1倍まで縮まったが、それでも、所得格差が3倍もあるという。

中国の大卒者の就職も困難な状況で、13年には669万人が大学を卒業したが、中国の経済成長が低下し、13年9月時点で82.4%しか就職できず、就職できなかった人は118万人である。

農村出身者は家庭が貧しく学業を続けることが出来ず、政府や企業の支援が必要であると青書は報告で書いている。

公害の広がりにより、気管支系の患者が急増し、支援を必要とする患者は6000万人にも達している。

経済成長のスピード低下で、大学卒業者の就職難が広がっている。大学は出たが、まともな仕事にも就けず、蟻族で集団で生活をして生計を立てているとも聞く。人口が13億人もいる国も、このままだと不満が一気に噴き出す事になりかねないのではないかと思う。

0 件のコメント:

コメントを投稿

日産ケリー前代表取締役の保釈決定 保釈金7000万円 東京地裁

金融商品取引法違反の罪で起訴された日産自動車のグレッグ・ケリー前代表取締役について、東京地方裁判所は保釈を認める決定をしました。検察はこれを不服として準抗告するとみられますが、裁判所が退ければ、ケリー前代表取締役は早ければ25日にもおよそ1か月ぶりに保釈される見通しです。一方、...