2012年7月2日月曜日

小沢グループ民主党離党、新党結成へ

民主党の小沢一郎元代表ら52人は2日午後、離党届を党執行部に提出した。消費増税関連法案の衆院採決で反対票を投じ、野田佳彦首相に法案撤回を求めたものの受け入れられず、党内にとどまれないと判断した。

 離党届を提出したのは衆院議員40人、参院議員12人。小沢氏は2日午前、衆院議員会館の自室に入り、鈴木克昌前幹事長代理らグループ議員と対応を協議。その後、山岡賢次前国家公安委員長が代表して離党届を提出した。小沢氏らは今後、新党結成に向けた準備を加速させる見通し。 時事通信より

消費税法案を巡り、小沢グループは反対票を投じたが、民・自・公の賛成多数で衆議院で可決された。民主党のマニフェストには、消費税の引き上げは明言していない。

これで、民主党は分裂状態に陥り、今後の政権運営に暗雲が漂ってきた。民主党は289名の内、40名が離党されたことにより、何とか過半数は維持できたが、参議院では、過半数を得ていない。法案の成立には自民・公明の協力が無ければ法案は通らない事になる。

民主党は、自民・公明党との連立政権を模索するかも知れない。そうなれば、衆参で過半数を維持でき、法案の成立は可能になる。ただ、自民党がどうでるかである。解散総選挙を求めてくるに違いない。今、選挙をすれば自民党が過半数を獲得することが可能な情勢である。最悪は自・公の連立政権が誕生する。

今後の政治の動きは解散総選挙へと動き始める状況である。

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