私が以前働いていたホームレス支援の施設へ入寮された方の手記です。そこを辞めて1年以上の年月がたち、本人さんとは連絡も取れてない状態ですが、このホームページに掲載させていただきます。
私を支えていただき、また、K市(福祉事務所)、ハローワーク、Sホーム寮長、面接相談員の先生方、理容店、K市にいる友人・知人、また私の子どもたち(長女、長男、次男)に2年ぶりに再会できたました。色々な方々のご尽力・ご協力いただき感謝の念に耐えません。
福祉事務所の協力の元、このSホームに入寮することになりました。はじめの2日間は過去の色々なこと、子どもの幼い頃の出来事、兄弟愛、両親の顔、こうして色々書いていると涙が出て悲しいやら、恥ずかしいやら・・・。楽しかった結婚式の2人の笑顔も、遠い過去のものとなって、今から振り返ると人生は七転八起(気がつく頃には)、人間という漢字そのものの意味を理解し、だから人間のいいところ、お互いを支え合って生きる(生活すること)事に早く気がつかないと、濃霧のように先が見えない中を走っても、途中で脱輪、事故を起こしかねないということを自覚しなければ、社会(自立)への旅立ちは難しいことである。
昔の人の格言に、「井の中の蛙、大海を知らず」と、同じ場所にいつまでも起居していても、世の中が今現在の動きが自分には分からない。自立心(目で見て、判断し、そして行動する)、自分が今、何をしたらよいか、どうしたら社会復帰できるか、61歳の人生を過ごし、まだこれから明るく挨拶できる。視界良好の道を、目標(自分の生きる姿、道程)に向かってスタートし、頑張って旅に出て、決して挫折をしてはならない事に心を配りながら、自分の姿(心の中)を、種から実になり旅に出る、社会の一員として鏡に映る、自分の姿を見てもらう旅でもあると感じております。
私は今、現在病気もなく健康体そのもので「さあやるぞ、頑張るぞと強い心で」行動を起こし、仕事を探し仕事に専念し前に進んでいきたいと考えています。
私は人間相互の理解を持って、それを大切にしながらSホームを旅立っていきたいと思っています。
今、現在Sホームに在籍されている皆さんも、人生の行路に置いて、それぞれ人間にも天分があります。心を謙虚にして周囲の言葉に耳を傾け、決してあきらめることのないように、自立に向けた行動を切にお願いしたいと思います。
芥川龍之介の著書「くもの糸」を読まれると、自分の持っている心が「プラス」であったか、はたまた「マイナス」かよく分かると思います。断じて挫折してはなりません。大輪の花を咲かすのです。自分の心の中の良心に従って、徳を積み重ね、歩む方向を見定める事により、心構えも変化すると思うし、私も今、澄み切った太陽の赤々と燃え立つ太い姿がこの目で見える。そして、自分の質が変わり細胞の隅々までに機能していることを感じています。ありがとう。また、うれし涙が出て書いている字も太くなってきました。
人間の生きる道程、それは相互の信頼から成り立っている。そして「喜怒哀楽」の姿を写している。行動、生まれてきた自分の姿の意味が、人生の質、心構え、歩む道すべて体内の隅々まで機能している。つまりサクセスストーリーである。人間素直になりたいものだ。
入寮体験から社会復帰への道程
人生の行路に歩む、今を懸命に生きながら自己探求を怠らず、願望を持ち準備を進める事、決して挫折してはいけない。
到達点を明確にして前向きに努力する。行動すればチャンスは無限に与えられる。自分の中の良心に従って徳を積むこと、自分自身どのように対応するかによって人生の質が変わります。歩むべき方向が定まってきます。心構えが変化するのです。そして、人生の隅々までもが機能しているのです。
人生の行路において「どんな人間にも、それぞれの天分がある」心を謙虚にして周囲の言葉に耳を傾け拝聴せよ。下落しても「くもの糸」等に断じてなるな、大輪の花を夢見よ。皆一生懸命に生きている。道は、自分が悟り確信の念を持って、歩めば必ず道は開けると信じることなのだ。
父の愛は慈、母の愛は悲である。父の恩は山よりも高く、母の愛は、海よりも深し、人は誰しも父・母を縁としてこの世に生を授けたるもの。
人間は「喜怒哀楽」の繰り返し、人と人の集まり、これが人間である自覚を持って支え合って、精一杯生きれば夢も希望も生活もわいて少しは、人生は楽しいものだ、終わりはない。
今は、仕事にも就かれ自立した生活を送っていることだと思います。まだまだ、ホームレス問題が解決したわけではないと思います。私の家でもアルミ缶を回収する人がいます。
デフレ不況や円高でリストラされ、路頭に迷う人はこれからも増えてくるのではないかと思います。
本人の自立したいという意欲も大切ですが、行政や大企業がやはり支援を行わないとホームレス問題は解決しないと思います。
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2010年10月22日金曜日
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