2010年10月3日日曜日

ワーキングプア(働く貧困)

今日の新聞に年収が200万円以下の労働者が4人に1人が200万円以下で働いているとの事。200万円を12ヶ月で割ると約16.7万円にしかならない。ワーキングプア(働く貧困)である。
新聞からの抜粋で申し訳ありませんが。「年収200万円以下の層は前年から32.4万人増加し、1099万人になったそうである。民間企業の給与所得者の24.4%で、1000万人を越えるのは4年連続であるそうです。
年収100万円以下の層は08年に前年比16.9万、09年にも15.8万人増え399万人になりました。99年からの給与所得者の増減を年収別に、300万円以下の低所得者層が急増し、200万円以下の層は296万人の増加です。」300万円を超え2000万円の層は激減、富裕者層は増加しました。多くの中間層が低所得者層に落ち込んだという事が伺えます。
ワーキングプア(働く貧困)の増加が目立ち始めたのは、99年に労働者派遣法が改定され派遣が原則自由化されたため、正規社員採用より非常勤、派遣労働者が増加したために給与が大幅に低下したという事が書かれていました。」
月16.7万円で生活をするとなると、ぎりぎりの生活を強いられてしまうでしょう。家賃や食費など必要経費を差し引くと、他に欲しいものも買う事は出来ません。
今の日本の経済はデフレで、商品の値段は下がると共に給与も同じように下がってしまうという悪循環が続いています。労働者の給与を引き上げない限り、今の不況はなかなか抜け出す事は困難ではないかと思います。まして円高で輸出産業は軒並み厳しい経営を余儀なくされています。中には国外へ出て行く企業もあり、そこで働く人は解雇されてしまい、さらなる悪循環のサイクルが途絶える事はないと思います。
日本の借金は900兆円、この借金は誰返すのでしょうか。国が国債を乱発してこの借金が積み上がってしまいました。最終的には私たち国民が、この借金を返す事になるだろうと思います。国債返金のために借換債を発行し、まるで自転車操業です。国が借金を返せなくなると宣言するとこの国は破滅への道を歩む事になるのではないかと心配してしまいます。ものすごいインフレが起こる可能性もあります。ハイパーインフレになれば企業は生産計画を立てる事が出来ず、失業者が街に溢れる状況が発生するかも知れません。
銀行閉鎖、引き出し額の制限、紙幣の切り替えで家にあるタンス預金も銀行で両替をすることなり、国民の資産は確実に減額されてしまうでしょう。こんな状況が発生しないためにも政治がしっかりとしなければ、本当に日本沈没になってしまいます。

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