2012年5月20日日曜日

ギリシャ出直し選挙へ

連立組閣が失敗し、ギリシャは6月17日投票で出直し選挙が実施さます。欧州中央銀行(ECB)やIMFからの融資の条件として、ギリシャは緊縮政策を実施しなければなりませんが、緊縮政策が国民生活に深刻な影響を及ぼしており、これ以上の緊縮政策は限界を超えている状態です。

緊縮政策の結果、景気は大きく後退し失業率は全体で20%、青年層では50%を超えています。これでは税収も落ち込み、さらなる財政赤字が膨らむという、悪循環に陥っています。

出直し選挙の結果、ギリシャ国民はどの政党が第1党になるか、世論調査では第2党の急進左派連合(SYRIZA)が第1党になる調査結果が報じられています。

ユーロ圏からの離脱か緊縮政策の見直しを欧州中央銀行(ECB)やIMFへ要請し、経済成長を優先させながら財政の健全化を図る政策に切り替え、ギリシャの再生を図る道を取る政策を実施するか、6月の選挙でギリシャ国民はどのような選択をするのか、目が離せません。

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