2013年5月15日水曜日

日本国債の金利が上昇中

日本国債10年物の金利が上昇中です。0.855%の金利が0.92%まで上昇しています。1%の金利上昇は時間の問題かも知れません。1%の金利上昇で10兆円もの金利支払いが生じます。

日本の予算は約95兆円であり、金利支払いだけで10兆円もの金利支払いが生じることになります。実質の税収が40兆円と考えれば、国債の金利支払いだけでさらなる国債の発行が必要になる勘定になります。国債の発行をこれ以上行わないためには、増税、消費税が避けて通れません。

給与は上がらない中で、増税や消費税の上昇は庶民の暮らしに大きな打撃を受けることになります。

借金を借金で支払う自転車操業状態です。このまま、金利が上昇すれば国債の金利はさらなる上昇につながります。

じわじわ上がっている国債の金利が上昇すれば、国債の価値が下落することになり、銀行などが保有する国債の価値が下がり、銀行は含み損に陥ることになり、最終的には日本国債の暴落につながる恐れもあり得ます。

世界市場が日本国債の信用がなくなれば、外国ファンドは日本国債の投げ売りを仕掛けてくるかも知れません。その時に、買い支える外貨があればいいですが、円安でドル勘定では、円の価値は下がっています。

日本国債の暴落の一歩手前に来ている状況かも知れません。

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