2014年6月12日にA東さんを守る総会が開かれた。
経過報告
不当解雇撤回を目指す「地位確認等請求事件」裁判は2年半に17回の審理を数え、裁判所は解雇事案の争点が出尽くしたからと、進行協議での解決を示唆するという状況になっていました。
その直後2013年9月19日、大淀警察がA東さんの不当逮捕という暴挙に出ました。
N学園は前年2012年4月、入所者の預金「使途不明金」を言い立て「被害届」を大淀警察に提出、10月にはA東さんへの事情聴取が行われました。
その後、約1年を経過するも警察の動きはなく、突然の事態を予想していませんでした。
N学園側は、2013年4月に解雇事件準備手続きでこの件に関連して、金銭の「管理責任義務違反」を理由に「解雇理由の追加」を行ってきました。民事訴訟法が言う不当な「時期に遅れた攻撃方法」そのものであり、一連の策動のリアルに関連性を持って捉えられない結果として「油断」が私たちの側にあったことは大きな反省点です。
A東さんは突然の逮捕から引き続く勾留、異常な環境下での身に覚えのない犯行の「自白」強要に心身とも極限状態に追い込まれながらも、「黙秘」を貫きました。
本心の心の強さはもちろん、逮捕から保釈までの21日間、多くの支援者の方々の手紙やとメッセージと面会、拡充して配置された4名の弁護士による接見がA東さんを支えてくれたのだと思います。
支援する人々の動きも素早く、逮捕されて当日から大淀警察に20余人が駆けつけ抗議し、夕方には報告集会を持ち当面の計画を決めるという状況を作り出しました。
この間の警察への抗議行動は11回、のべ404人が参加し、ビラは8種類2200枚、さらに不起訴要請署名は400団体を越えました。短期間でこれだけの運動の広がりがあったのは、この事件の理不尽さへの人々の怒りの大きさと、たたかうA東さんへの連帯を形にするため奮闘した労働組合やサークルの仲間の献身的な活動の賜物だと考えます。そして国民救援会には各種の行動に多大な援助を示唆をいただきました。
N学園は労務・会計管理と同じように入所者の金銭管理についても杜撰を極め、その結果としての不都合をA東さんに押しつけるという構図は同じです。
民事裁判に負けないためには刑事事件をでっち上げ警察権力の介入にまで至る、なりふり構わない振る舞いに宗教に基づく福祉法人のおこないだとは思えません。彼らの「執念」に負けるわけにはいきません。A東さんの無罪を勝ち取るためにさらに運動を広げていきましょう。
その無罪を求める刑事裁判は2013年12月19日に第1回公判が開かれ「意見陳述」でA東さんは「私は横領していません、無罪を求めます」と裁判長にしっかりと告げました。その後、事件の争点および証拠の整理を行う「期日間整理手続き」が半年間続いており、その背景には、起訴内容の不安定性があると考えられます。
このたたかいは個人に加えられた不当な解雇や弾圧を許さないという面とともに、労働事件への刑事弾圧であり、冤罪を仕立てても自分たちの利益と保身を守ろうとする勢力に正義と道理をもって立ち向かうたたかいです。多くの人々の善意と連帯の心で運動をさらに大きく盛り上げ、社会的
にたたかっていく必要があると感じます。
裁判の費用とA東さんの生活・活動支援カンパには3月に開かれた「A・らぶコンサート」をはじめとして「多くの方の協力をいただきました。裁判の傍聴や宣伝などの各種活動への参加と同様に、財政面での皆さんのご協力をお願いいたします。
この間の、活動の経過報告をまとめ掲載させていただきました。皆さんのご支援・財政面での支援を重ねてお願いいたします。
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2014年6月13日金曜日
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