日本の都市部では、路線バスの運転手が足りなくなってきている。運転手はピーク時より2万人も減っているという。路線バスを運転するためには、大型2種免許が必要である。15年前と比べると20万人ほど減っているという。
人手不足の影響は、現役の運転手の労働強化になっている。休日や残業が日時茶飯事で運転手は休日出勤も当たり前で、断ればボーナスの査定に影響するというので無理を重ねて運転することになる。これでは事故が起こるのは無理もない。事実横浜では住宅の塀にぶつかり運転手が亡くなる事故が起こっている。
国交省もようやく重い腰を上げ「検討会」を立ち上げた。交通専門家や経営者で構成された検討会は今年6月までに対策案をまとめるという。
運転手不足はトラック運転手の場合と同じで、長時間労働、低賃金(平均446万円)全産業の530万円を90万円ほど下回っている。これでは運転手になろうという気も起こらない。バスの乗車客の減少をカバーするために人件費の削減を行いこの様な事態に陥っている。
休憩もなしの連続運転や居眠り運転が常態化しているともいう。これで事故が起こらない方が不思議である。
検討会で抜本的な対策案を出さない限り、乗客は安心してバスにも乗れなくなる。その為には、運転手の労働条件の向上と賃金のアップをし、魅力ある職場にするしか道は無いのではないかと思う。
私も2種の大型免許を持っているが、タクシーやバスの運転手の労働条件が改善されれば、免許を持っている人は、その職種に流れるはずではないかと思う。持っていても魅力が無ければ、運転手になろうという気は起こらない気持ちは分かるような気がする。
ぼちぼちと生きているので、焦らず、急がず、迷わず、自分の時計で生きていく、「ぼちぼち、やろか」というタイトルにしました。 記載事項は、個人の出来事や経験、本の感想、個人的に感じたことなど、また、インターネットや新聞等で気になるニュースなどからも引用させていただいています。判断は自己責任でお願いします。
2014年2月22日土曜日
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